アミノ酸を摂取しすぎると…

余ったアミノ酸は排泄される

アミノ酸はたくさん摂取したとしても体内にためておくことができないため、余ったアミノ酸は尿となって体外に排出されます。ですので、運動などでたくさんアミノ酸を消費することが予想されない限りは多く摂取する必要はありません。

過剰摂取の影響

実は、日本においてはアミノ酸の上限摂取量は特に決められてはいません。しかし、体内に余ったアミノ酸は分解されて尿として体外に排出されるため、過剰摂取によって腎臓に負担をかけてしまう恐れがあります。

また、アミノ酸はたんぱく質を作り出しますが、たんぱく質は1gあたり4kcalのエネルギーがあるため、アミノ酸の過剰摂取がカロリーオーバーにつながる可能性があります。同様に、余ったアミノ酸が脂肪と結合して体内に蓄えられてしまうことも考えられます。

アミノ酸に限ったことではありませんが、何事も必要以上に摂りすぎると体の負担となる恐れがあります。自身の生活にあった量を模索しながら適量を摂取するようにしましょう。

その他の注意点

続いては過剰摂取以外に気になる点、注意してほしい点について紹介します。

子供とアミノ酸

アミノ酸は栄養素なので、子供が摂取しても問題ありません。むしろ、幼い子供の方が大人よりも多くのアミノ酸を必要とします。ただし、摂取にあたってはサプリメントなどの栄養補助食品から摂取するよりも基本的には食事から摂取することが望ましいとされています。

妊婦・薬を飲んでいる・健康に問題がある人の場合

先ほども紹介しているようにアミノ酸は栄養素で、多くの食品に含まれているものです。妊婦であっても、他の薬を服用している人であっても、健康に問題がある人であっても基本的には摂取しても問題はないとされています。

しかし、妊婦の場合は赤ちゃんのことを考えて栄養を摂取する必要がありますし、健康に問題がある人で、腎臓が悪い人などはアミノ酸の摂取制限があります。そのため、アミノ酸摂取にあたっては念のため医師と相談することをおすすめします。